GANGA ZUMBA
ザ・ブーム94年の傑作「極東サンバ」以降中南米音楽への傾倒を深める宮沢和史のプロジェクト。
もともとホコ天バンドからスタートしたザ・ブームではございますが、宮沢和史が求めるサウンドには対応不可能ということで、バンドを休止してこのプロジェクトを始めたのでしょう。
このあたりは自分の求めるサウンドを実現する為に85年にサザンオールスターズを休止して楽器編成はまったく同じにもかかわらずメンバーを全とっかえした(ドラムの松田弘を除く)KUWATA BANDを始動させた桑田佳祐とダブりますな。
メンバーは高野寛、レピッシュのTATSU(よく知らん)、米米クラブやらオルケスタ・デ・ラ・ルスやら山崎まさよしやらのバックで叩いてた江川ゲンタなどの日本人勢に加えてブラジルやらキューバやらアルゼンチンやらの腕利きミュージシャンを集めており、実力は折り紙つき。
日本のテクノ系のミュージシャンがネットを通じて世界進出をはかっておりますが、こちらは従来どおりのミュージシャン同士のつながりを重視したやりかたでヨーロッパや中南米へのツアーを敢行、今後が注目されます。

HABATAKE! / GANGA ZUMBA
1. HABATAKE!
2. Bridge
3. Mambolero
4. Rainbow Warriors
5. Survivor(Featuring MISIA)
6. 楽園
GANGA ZUMBAのファースト・ミニ・アルバム。
このアルバムの目玉は何といっても(1)。
ザ・ブームの「風になりたい」の続編的な曲で、サッカーファンを中心にもうちょい売れてもよかったんじゃなかったのかね。
サッカー番組のテーマにもなったみたいだし。
コンセプト通りの(2)(3)(4)、コンテンポラリーな(5)、沖縄風味をまぶした(6)とあいかわらず音楽的振り幅が大きいですな。
コンパクトにきちんとまとまった好盤。

GANGA ZUMBA / GANGA ZUMBA
CD:
1. シェゴウ・アレグリア!- 歓喜のサンバ -
2. MARIA BONITA
3. Berimbau
4. 足跡のない道
5. The One (Rio Mix)
6. ZOOM IN SKY
7. EDEN
8. 宇宙の塵になって
9. Under The Sun
10. 嫉妬深い風
11. ハリクヤマク
12. ZAMZA
13. きみはみらい
DVD:
1. シェゴウ・アレグリア!- 歓喜のサンバ -
2. 足跡のない道(PV)
3. Why?
4. HABATAKE!
5. kaze ni naritai(GZ Ver.)
6. WONDERFUL WORLD
GANGA ZUMBAのセカンド・アルバム。
(1)(2)(3)中南米音楽により深く踏み込んだ作風です。
特に(1)は素晴らしい。
(4)は日本人ブラジル移民100周年を記念したもの。
宮沢和史作曲ながらもこの手の作品になるとありがちな日本ポップス風味になるのがおもしろい。
(7)(9)は若干風合い違いますが、(10)は昔のブーム風のスカ・リズムを使いつつラテン風味に仕上げた作品。
(11)は沖縄民謡をハウス・ビートでやっつけてますが、若干消化不良か。
今回も音楽的雑食性高し。
とはいうものの、食い散らかしすぎた感もあり、沖縄+中南米音楽+味つけに中華&J-POPで一度コンセプトを固めた方がいい作品ができるんじゃないかな。
メンバーに達者な楽器奏者を揃えており、打ち込みそのものにセンスを感じないので全部生演奏でやったほうがいいと思います。
ワタクシ常々細野晴臣の後継者は世界の音楽に対する貪欲な姿勢から宮沢和史と思っておりますが、このままいろいろな音楽を追究してほしいですな。
打ち込みのセンスはないけど(笑)。
あ、教授の後継者はテイ・トーワでユキヒロ氏の後継者は高野寛ね。




