Yellow Magic Orchestra×SUKITA

デビュー時から彼らを撮り続けた鋤田正義のYMOフォト集大成。

78年から83年の散開までのYMOのツアー写真が満載、ユキヒロ氏の「音楽殺人」、教授の「左うでの夢」のアウトテイクなども掲載。
93年の「再生」は一枚もナシで、08年ロンドン公演、09年のワールド・ハピネス公演はアリ。

・・・ですが、この写真集を買うのはおすすめできません。

まずボックスを開けてみて、紙質が最悪なことにガッカリ。
電話帳みたいな紙に発色の悪い写真が並んでおり、これそのうち劣化するんじゃないかなと思う。

写真と年表、三人と各関係者のコメントの後にはなんかしらんが数十ページにわたる余白がならんでおしまい。
最後に「余白は編集者の意図するものです」とか書いてあるけどどういうつもりよ。
スライの「暴動」気取りか?
なんかメッセージでもあんのか?

3,000円の本じゃないよこれ。
980円がいいとこ。
逆にもっといい紙使ってキッチリ仕上げれば5,000円でも満足したのに。
購買層はそこそこカネ持ってるジジイとババアのYMOファンだぞ。

3人はこれ見てどう思ってるんだ?

誰かインタビューしてほしいね。

90年代のYMOアルファ商法に匹敵するダメ企画で完全な失敗作。

補足:いちおうおもしろいところは・・・、川添象郎のワールドツアー裏話かな。
さすがショウビズをわかってらっしゃる。

00:01:00 on 07/29/10 by yoshiki - Book - comments

ストップ!ひばりくん最終話

去年から発売になっている単行本「ストップ!ひばりくん・コンプリート・エディション」の最終巻に最終話の完全版が掲載されてるらしい。
本編はたしか薬師丸ひろ子のそっくりさんが出てきたあたりで先ちゃんの目に白いワニがいっぱい見えるようになって打ち切りになったんだっけ。
いちおう文庫本になったヤツは持ってるんだけどなあ。

内容によっては買いたいなとも思うが、どっか立ち読みできるところはないかな(笑)。

00:01:00 on 03/03/10 by yoshiki - Book - 4 comments

西原理恵子の太腕繁盛記 FXでガチンコ勝負!編 / 西原理恵子


ネットで連載していたマンガの単行本化で、内容はサイバラがFXで1000万円ヤラれるまでの軌跡を描くただのバクチマンガ。
しかしこれをFXのHPで連載するってすげえな。
ま、FXでバラ色の未来が待ってるみたいな内容より生き馬の目を抜くユダヤ賭場での真剣勝負なんだぞという啓発にはなるか。

あとは新潮45での連載を掲載。
高須かっちゃん・中瀬ゆかり・岩井志麻子・柳美里・青木雄二といった濃厚なメンツとの交友を描いており、毎日かあさんで毒を控えてるせいかここでの毒の盛りっぷりがスゴイ。
ページの彩色もケツの割れるような色ばかりで読んでてアタマ痛くなります。

現在に生きる無頼派の面目躍如の一冊。


00:01:00 on 10/23/09 by yoshiki - Book - 4 comments

200CDピーター・バラカン選ブラックミュージック / ピーター・バラカン



ピーター・バラカンが書いた黒人音楽本。
とはいえ、アメリカのメインストリームのソウルは「魂のゆくえ」で語っており、今回は非欧米の黒人音楽を主に紹介するというかんじ。
地域的にはアフリカ、中南米、ジャマイカで半分、残りのアメリカはニュー・オーリーンズを中心にブルーズ/R&Bを網羅。
アフリカ/ジャマイカはほとんど知らないのでちょっと聴いてみようかという気になっております。
ただレゲエってあんまり好きじゃないんだよなあ。
いくんならアフリカからいってみっか。

で、ご本人はここ最近肩書きを「英語教育革命家」に変えようかと本気で思っているらしく、本来の英語発音に忠実であるべきというポリシーか、表記がほとんどピーター語というべき状態になっており、「ファンキー」が「ファンキ」、「メッセージ」が「メシジュ」、「ザディコ」が「ザイデコウ」と徹底しております。
なんとなく「ギョエテとはおれのことかとゲーテいひ」という川柳が思い出されますが、ま、いいでしょう。
この頑固さも味のうち。

音楽の案内人という意味合いでのミュージック・ガイドとして一級品。

12:01:00 on 10/21/09 by yoshiki - Book - 2 comments

ピーター・バラカンのわが青春のサウンドトラック


レコード・コレクターズ誌でこないだまで連載されていた「Once Upon A Time In England~ピーター・バラカンが語る十代の音楽体験」の単行本化。
YMOファンとしては当然ながら81年の「BGM」以降のメンバーの歌詞の英訳担当としてクレジットされて以来のYMOファミリーという位置づけで、教授のサウンドストリートで来日ミュージシャンの通訳として同行、言いたいことの微妙なニュアンスを間違えると「あっ、そうか、オレバカだった。」と自虐的になったり、83年暮れのユキヒロ氏のオールナイトニッポンの最終回YMO散開スペシャルでコンサートの舞台裏で「あ、おかまのピーターさん。」とユキヒロ氏に言われて「誰がおかまだこのヤロー。」と返してたのが印象的です(笑)。
その時の感じではちょっとラフな感じの人なのかなと思ってましたが、84年スタートだっけかな、今や伝説の番組となってしまった「ポッパーズMTV」で初めて顔を見て、穏やかなしゃべりにビックリしました。
テレビ向きにネコかぶってるのかな。
本書は60~70年代に青春期を過ごした普通のイギリス人青年のリスニング・ライフとしての記録という感じではございます。
フェアポート・コンヴェンションとかバート・ヤンシュとかイギリスのフォークみたいなのは個人的にイマイチ乗れませんが、だいたいが日本でも有名なグループ/シンガーばかりなのでなるほどイギリスではこういう評価なのかというおもしろさもございます。
ま、ピーターさんの好みでレッド・ツェッペリンやイエスといったハード・ロックやプログレの点は辛いですが。
あとはDJとしての影響を受けた人たちのことを書いているのも当時のラジオ文化の一端を感じさせますな。
個人的にはあとがきに書いてあるYMOの歌詞作りの仕事が「不本意だった。」と書かれていたのが一番ショックでした(笑)。
後年になってピーターさんの音楽の好みがわかった時点でうすうす感づいてはおりましたがそんなにはっきり書かなくてもさ~。

12:01:00 on 04/11/09 by yoshiki - Book - 5 comments